技術概要
システム概要
特定復興再生拠点区域の整備事業に伴って、多量に発生するアスファルト・コンクリートがらや片付けごみ等の不燃性廃棄物を再資源化する施設が大熊町に建設されました。
この不燃性廃棄物から安全な再生資源を供給するため、放射線量の測定にロボットアームを活用し全自動化することで、迅速かつ確実に放射線量を管理し、復興・再生の加速化と循環型社会の構築に貢献しています。
コンセプト
【1】機械化による測定の迅速化
【2】省人化によるコストダウン
【3】機械測定による確実性の向上
【4】作業員の被ばく量低減
【5】地元企業による地域の活性化
解説動画
技術の特徴
【1】搬入棟
天井走行ロボットアームにより車両荷台の積載物の放射線量を迅速かつ自在に測定。
【2】作業室
天井走行ロボットアームにより選別後の再生資源の放射線量を迅速かつ自在に測定。
【3】搬出棟
3-1.床走行ロボットアーム
退出する全ての車両のタイヤの放射線量を測定し汚染がないこと確認して退出。
3-2.天井走行ロボットアーム(β線仕様)
搬入後の空車車両の荷台の放射線量を測定し汚染がないことを確認して退出。
3-3.天井走行ロボットアーム(γ線仕様)
出荷される再生資材の放射線量を測定し検査に合格したものを再生利用先に出荷。